先日の記事「純金製・プラチナ製の社章について」で純銀製やプラチナ製のお値段や希少価値をご説明させていただきましたが今回は仕上げ方について記載させていただきたいと思います。何故この記事をUPさせていただこうかと思いましたのは先日お客様よりのご質問で

「純金の社章を他社で注文したんだけど金が薄くなって銀色が出てきて気に入らない」

というお話をお聞きいたしまして細かくご説明させていただきましたがその説明を下記に簡単に記載させていただきます。

純金で作っているのに何故銀色が出るのか?

純金製の社章は通常24金の材料だけで作られているかと言うとそうではありません。矛盾しているかも知れませんが通常、純金の材料で製作をしましても表面のメッキ加工は必ず施します。その理由は純金の材料をむき出しだと発色が悪いのと傷つきやすいですし針の強度も落ちてしまいます。そこで作成の段階で純金材料の上にニッケルメッキ(銀色)を施してからその上に金のメッキを施します。よって経年劣化で表面の金が薄くなってくると純金の社章にも関わらず銀色が出てきます。お客様によっては純金で作っているのに何故銀色が出るのか?というところが疑問のようですが細かい構造の説明をさせていただくと納得していただけます。

しかし今回のお客様はどうしても銀色が出てくるのが嫌なようですのでニッケルメッキを施さずにその分金のメッキを厚く着けることでお客様の悩み・不安を解消させていただいております。通常のメッキは0.1ミクロンですが金の厚付けは0.5ミクロンとうことで5倍の厚さになっております。

このようにお客様のご不満など弊社では細かくご要望をお聞きしておりますのでお気軽にご相談いただければと思います。

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